「うちの子、防災のこと全然知らないかも…」「いざという時に守れるか心配」そんな不安を持つ親御さんも多いのではないでしょうか。災害はいつ起こるかわからないからこそ、家庭での防災教育がとても大切です。
この記事では、小さなお子さんでも無理なく学べる“家庭でできる防災教育”について紹介します。
なぜ家庭での防災教育が大切なのか?
学校や保育園でも避難訓練は行われますが、本当に大切なのは「自分の家ではどうするか」を知っておくことです。特に災害発生時、親と離れていることも考えられます。そのとき、子ども自身が命を守る行動を取れるかどうかが分かれ道になります。
また、防災教育は単なる知識だけでなく、「自分の身は自分で守る」「家族で助け合う」という姿勢も育てることができます。
年齢別・防災教育のポイント
● 幼児〜小学校低学年
- 難しい言葉は使わず、絵本や動画を使って感覚的に伝える
- 「地震のときは机の下にもぐる」「火事のときは煙を吸わないように口をおさえる」など具体的な行動を繰り返し練習
- おうちで「かくれんぼ避難訓練」など、遊びの中で覚えさせるのが効果的
● 小学校中学年〜高学年
- ニュースや過去の災害の話をきっかけに、リアルな想像力を持たせる
- 避難所ってどんなところ? 家族と連絡が取れないときどうする? などシミュレーションを一緒にしてみましょう
- 家族での防災会議に積極的に参加してもらう
こんな方法で“ながら防災教育”
- 防災グッズの点検を子どもと一緒にやる
→「この水は何に使えるかな?」「ライトの電池は?」とクイズ形式にすると楽しい! - 避難経路を散歩しながら確認する
→通学路や近所の公園、避難場所までの道を一緒に歩きましょう - 夜の停電ごっこをしてみる
→懐中電灯だけで生活してみると、意外な気づきがあります
家庭で“防災意識の種”をまこう
子どもにとって「災害」という言葉は少し怖く感じるかもしれません。でも、家庭の中で楽しく学べる工夫をすれば、防災は“特別なもの”ではなく、“日常の延長”として自然と身についていきます。
「備える」ことは、「大切な人を守る」こと。防災教育は、子ども自身の命を守る力を育てる、最初の一歩です。
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